2022年9月。20年ぶりに引越しをした。
昔から気になっていたのが「万一があったとき連帯保証人の支払い限度額(極度額)はいくらなのか?」というものでした。
そこで今回、引越をしてこの疑問を理解したので、連帯保証人の極度額についてレポートします。
2022年9月に引越しをした
今まで住んでいたアパート。もう20年くらいになる。正直、ボロボロ。なので意を決して引越しをすることにしました。
引越し作業は20年ぶり。
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前から賃貸の連帯保証人で思っていた疑問
新しい新居、アパート契約などでは連帯保証人が一般的には必要です。ここで連帯保証人に迷惑をかけるつもりはありませんが、
「もし万一、連帯保証人に迷惑をかけた場合、保証人が連帯責任として支払う限度額(極度額)はいくらくらいになるのだろう?」
と昔から疑問に思っていました。
連帯保証人の支払い限度額(極度額)の結論
今回はここで結論を言います。
賃貸の連帯保証人については、2020年に民法の改正がありました。
参考記事
→ 賃貸の連帯保証人と賃貸保証会社との違い。民法改正における極度額、更新時の対応は?
ネット上で調べた結果ですが、簡単に言うと・・
2020年以降、賃貸の新規契約で連帯保証人に課せられる義務や金額などは、
「最大、家賃の2年分の支払い」
ということでした。
これで、大まか間違えないと思います。ただしこれは、2020年以降に新規の賃貸契約をしたときのお話です。
私は最近(2022年9月)にアパートの新規契約をして、管理会社の不動屋さんと契約確認をしたときに連帯保証人の支払い限度額(極度額)は家賃の2年分でした。
これから私の体験も交えながらレポートします。
① 2020年以降の連帯保証人の最大支払い限度額(極度額)の例
2020年以降で、連帯保証人の最大支払い限度額(極度額)について私の例で説明します。
2022年9月に新規アパートの新規契約。この新居アパートの実例でいうと家賃6万でした。
そして、不動産屋さんと契約確認していたところ連帯保証人の保証金額になりました。このとき、文面には144万円となっていました。
保証金額の144万円の数字は、どこからきているものだろうと思いました。そこで家に帰ってからネット検索。
こちらの記事が参考になりました。
参考記事
→ 賃貸の連帯保証人と賃貸保証会社との違い。民法改正における極度額、更新時の対応は?
こちらの記事を読んで、連帯保証人の最大支払い限度額(極度額)は家賃の2年分ということを知りました。
また、私の例でも合致しました。
月家賃: 6万円
年家賃: 72万円
2年分家賃: 144万円
普通、アパートの更新は2年おき。よって、アパートの契約は2年単位が普通。
なので民法でも、これに合わせて連帯保証人の支払い限度額(極度額)は最大、家賃の2年分になったと考えられます。
この連帯保証人の支払い限度額(極度額)、一般人からしても中立的な考えであり納得しました。さすが法律。そして民法。平等だ
② 2020年以前の連帯保証人の最大支払い限度額(極度額)の例
2020年以前で、連帯保証人の最大支払い限度額(極度額)について私の例で説明します。
2000年くらいに今まで住んでいたボロアパートの新規契約。このボロアパートの実例でいうと家賃5万でした。
確かに、今の連帯保証人の極度額は2020年から民法で定められました。2000年のアパート賃貸契約ではそれ以前になります。
この当時(2000年)には、連帯保証人の最大支払い限度額は制限がありませんでした。
私も限度額がいくらと定まっていた記憶がありません。
2020年以前の連帯保証人の限度額は無制限だったので、いろいろと昔は問題があったようです
昔の賃貸の連帯保証人は、いくら請求されたのだろうと思うとぞっとします
2020年以降の連帯保証人の極度額を覚えていて損はない
賃貸での連帯保証人の最大支払い限度額(極度額)はいくらだろう。そう思ったら、家賃の2年分と思ってください。
この考えでまず問題ないです。
大まかな考えでは、連帯保証人の極度額は家賃の2年分。それ以上、深く知りたい場合は自分でググってもっと知識を深めてください
独身者の場合は、家賃10万以下が多いと思います。
よって、連帯保証人には200万くらいの保証義務があると考えておけばよいと思います。
まず、こう考えている人は実際に連帯保証人に迷惑をかけるとは思いませんが・・
参考知識としては、覚えておいた方がよいと思います。
借り手や連帯保証人に優しくなった
2020年以前の民法では連帯保証人の極度額が決まっていなかったため大家さんが有利でした。
しかし、2020年の民法改正で連帯保証人の極度額が家賃の2年分と定められました。極度額が無限であった過去に対し、現在では有限になりました。
また、大家さんや貸主が有利であったのに対し、現在または2020年以降では、借主および連帯保証人に対して優しくなったと思います。
これは一般的にみてよくなった民法だと私は思います。
まとめ
2022年9月に20年ぶりに引越をしました。そこで、連帯保証人の最大支払い限度額(極度額)を改めて知りました。
2020年に民法が改正され連帯保証人の極度額に制限があるのを知りました。
私のように、賃貸の連帯保証人の極度額がいくらなのかと疑問に思っている人の参考になればと思います。
●最後まで読んでいただきありがとうございました。
おしまい