現在、年金を支払い、年金を支えている働き盛りのサラリーマン。また、学生を卒業しこれから、年金を払い続けなければならない新社会人のサラリーマン。
そんな人たちにとって遺族年金は、ちょっと無縁かも知れません。しかし、年金制度において遺族年金は重要で大切なものです。
このページでは遺族年金についてみていき理解を深めていきます。
テーマ4 : 老齢年金と遺族年金
一般的な遺族年金の説明
日本年金機構より一部を抜粋し引用しました。以下が遺族年金の説明です。
国民年金に加入中の方が亡くなった時、その方によって生計を維持されていた「18歳到達年度の末日までの間にある子(障害者は20歳未満)のいる配偶者」又は「子」に遺族基礎年金が支給されます。
※平成26年4月分からの年金額 995,200円(子が1人の妻の場合)
遺族年金には「遺族基礎年金」と「遺族厚生年金」があります。
詳しい理解はこちらをご参照ください ⇒ 年金の受給(遺族年金)
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噛み砕いた遺族年金の説明
噛み砕いていうと遺族年金は、国民年金または厚生年金に加入している、一家を支えるお父さんが何らかの事情で亡くなったときに、残された家族に対し、今後の家計を支えてくれる制度です。
年金というと、年を取ったときに国からもらえるお金と思いがちですが、年金はこういう場面にも使われます。
遺族年金の経験者
実は私の父は若くして亡くなりました。私が小学校高学年のころでした。父は厚生年金に加入していたので、残された家族に対し遺族年金が支給されました。
そのとき姉は高校生、私は小学生だったので、子供2人に対し遺族年金が支払われたと思います。金額については子供だったので知りません。
なので遺族年金の経験者、私には遺族年金のありがたみが分かります。そして、重要さもわかります。
遺族年金のケース例
■イメージ図
ケース1: 子供2人が18歳未満のとき
→妻および子供に対し遺族年金が支給される
ケース2: 子供2人が18歳以上のとき
→妻に対し遺族年金が支給される。子供には支給されない
※これが寡婦年金なのか遺族年金なのか不明です。
でも母は、私が18歳以上になっても遺族年金を支給されたといってました
私の母のケース
父が亡くなったとき、私と姉は18歳未満だったので、母と子供2人に対し遺族年金が支給されました。
その後、私たち子供2人は18歳以上になり、母のみ遺族年金が支給されていたそうです。これが寡婦年金かよく分かりませんが・・。
母が65歳になり、遺族年金から老齢年金に切り替えたそうです。一応、参考になると思うので書いておきます。
■イメージ図3
※ この図は、妻が18歳未満の子供がいたときに夫が死亡し、妻が遺族年金をもらい、妻が老齢年金に切り替えるまでをイメージした図です。
二つの年金
年金には大きく分けて二つの顔があります。一つは老齢年金。もう一つは遺族年金です。
一般に年金、年金といっているのは老齢年金です。老齢年金は老後を支えてくれる年金です。
そしてもう一方の年金、遺族年金は一家の主が亡くなってしまったときに、残された家族に対し生活を支えてくれる年金です。
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一般的な年金の考え
① 妻帯者の年金
妻帯者の場合、夫が65歳になれば老齢年金を受給できます。もし、夫が65歳未満で亡くなったとしても、妻が遺族年金、もしくは、老齢年金を受給きます。
② 独身者の年金
本人が65歳になれば老齢年金を受給できます。しかし、本人が65歳未満で亡くなれば国からは何ももらえません。
巷でも独身者が亡くなったとき、一時金をもらったという話を聞いたことがありません。
妻帯者は何かとメリットがありますが、独身者は年金の払い損で終わってしまいます。この辺は独身者の私にとって不公平と感じます。
遺族年金の例外
一応、参考程度に書いておきます。知り合いの人から、知り合いの友達夫婦が離婚して年金についてもめているという話を聞いたことがあります。
抜粋した文章にも書いてあるのですが、遺族年金が支給されるのは、あくまで夫が亡くなったときです。離婚ではもちろんですが、遺族年金は適用されませんし支給されません。
離婚すると元妻は老齢年金も支給されないみたいです。この辺は、私は独身者であり興味がないので割愛します。
参考程度にこういう事例があるということを知ってもらえればと思います。
このページのまとめ
以上、遺族年金に関連する事柄と自分の経験、聞いた話などを絡めながら遺族年金についてまとめました。このページを読んで遺族年金の知識が深まればと思います。
最後に
今まで4つのテーマ、4ページにわたり年金について話してきました。サラリーマン目線でやさしく書いてきたつもりです。
読んでいただいた人の年金に対する知識向上になればと思います。また、私も年金についてまとめることにより年金の勉強になりました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
おしまい