サラリーマンおよび、一般社会人のみなさん、年金の仕組みって難しいですよね。
そこで今回は、年金の仕組みについて、理解が深まり勉強になった出来事があったので、その話を交えながら、分かりやすく年金の仕組みについて説明していきます。
初めに
最近(15年3月ころ)、年金に関するいろいろなことが、私の身近であり、年金の知識が深まりました。
そこでテーマを4つに絞り、私の経験や聞いた話などを踏まえながら、私なりに年金を優しく説明していきます。
身近な出来事や実例を盛り込んでいるので、親近感があれば幸いです。
また、年金の基礎的なことや、重要なところが理解してもらえればと思います。サラリーマン目線で書いたので、サラリーマンの年金の知識に役立てばと思います。
テーマ1 :
一流企業のサラリーマンは年金が3階建てで優遇されている!
テーマ2 :
一流企業と一般サラリーマンの年金の払込みと受給の違い
テーマ3 :
年金の支払い期間と年金受給。そして空白期間
テーマ4 :
老齢年金と遺族年金
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テーマ1 :
一流企業のサラリーマンは年金が3階建てで優遇されている!
年金の知識が深まった出来事
最近(15年3月ころ)、同年代の友達3人と居酒屋で飲みました。年代は40代。そこで、年金の話しになり盛り上がりました。
自分は正社員とフリーランス(自営業)をしたことがあります。
なので、普通のサラリーマンよりは税金や年金の話は少し詳しいです。でも、ある友達は、サラリーマンだけど、自分より年金の知識があって、ちょっとびっくりしました。
そして、自分も知らなかった年金の知識をいろいろと教えてもらい勉強になりました。
お話しの注意点
これから、このページでお話しすることは、年金の大まかな仕組みについてです。年金とは一般の人にとって複雑で難しいものです。私も一般人なので細かくは知りません。
それに細かくやっていてはきりがありません。友達はあまり詳しくない人でもイメージしやすいように話してくれました。それを私がまとめました。
そして、新たな疑問が沸いたのでそれを調べまとめました。厳密には細かいところが違っていたり、私の認識が間違っているかもしれません。
でも、年金の大まかな仕組みはこんなものだと思っています。この話しを読んで理解すれば、年金の大まかな仕組みがイメージできると思っています。
登場人物
僕: 僕イコール私。正社員とフリーランスをしたことがある。確定申告も自分でしたことがあるので、税金や年金にちょっと詳しい。年齢は40代半ば。
Aさん: 以前は企業の会計部門を担当していた。近年は工場の総務部担当になり労務が詳しい。
Bさん: 一流企業のエリートサラリーマン
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一般的な年金の知識
一般的な年金の知識として、サラリーマンは厚生年金、自営業者は国民年金。そして、厚生年金は、会社と個人で折半(半々で支払い)。
厚生年金は、国民年金より月々の支払い額が多いため、年金をもらうとき、国民年金より厚生年金のほうが年金が多く支給される。
このくらいが、一般サラリーマンの年金に対する普通の知識だと思います。
飲み会での年金の会話
◆その1/ 一流企業の年金は3階建て
中年の独身男3人が、飲んだときに会話した、年金の話について以下にまとめます。
僕: 「テレビの話で、昔、一流企業に勤めていて、定年退職したあと年金が月々50万円くらいもらえて、今は自由快適な年金生活をしている人の話をみたんだけど…」
僕: 「Bさんも一流企業のサラリーマンだから、年金、それくらいもらえるの?」
Bさん: 「うーん。俺にはよく分からないなあ」
Aさん: 「それは企業年金によって違ってくると思うよ」
僕: 「言葉は聞くけど、企業年金て何?」
Aさん: 「企業が福利厚生で払っている年金だよ」
Aさん: 「1階が国民年金、2階が厚生年金だとしたら、3階部分が企業年金だよ」
Aさん: 「簡単に言っちゃえば、1階が自営業、2階が一般サラリーマン、3階が一流企業のサラリーマンて感じかな」
Aさん: 「一流企業のサラリーマンは年金が3階建てだから、受給がいいんだよ」
僕: (自分はAさんの話を聞いてなるほどと思いました)
参考記事
飲みでの年金の話を図にすると、こんな感じです。
■イメージ図1 3階建ての年金
■イメージ図2 職業による年金
僕: 「なるほど、テレビで紹介されてた人は、一流企業で企業年金が手厚かったから年金、月々50万円もらえたんだ」
(テレビを見ているとき、なぜそんなに年金がもらえるのか分かりませんでした。でも、Aさんの分かりやすい説明を聞いて納得しました。
また、一流企業の人は年金を月々50万円もらえて、一般サラリーマンはなぜもらえないのかも理解できました)
※ 50万円という数字は、あくまでも分かりやすくするための具体的な数字です
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◆その2/ 3階建て部分には色々ある
次は、3階建て部分の詳細についての会話をまとめます。
Aさん: 「さらに3階建ての企業年金の中身は、いろいろあるんだ」
Aさん: 「たとえば401kとか、その業種の年金基金とか、養老保険とか。その他にもいろいろあるけど」
僕: 「ふーん。そうなんだ。企業年金といっても、いろいろな種類があるんだ・・・」
Aさん: 「それに企業年金は福利厚生だからタダだよ。個人負担はないよ」
僕: 「ふーん」
Aさん: 「まあ、一流企業の場合は、企業年金を複数しているから年金の受給額が多いんだよ。一般の会社でも企業年金をしてるけど、1つか2つだと思うよ」
僕: 「サラリーマンが年金を多くもらえるかもらえないかは、企業年金の差ということか」
僕: 「そういえば、自分がコンピューター会社を辞めたとき、ソフトウェア年金基金から、年金にするか一時金にするか選択肢があったけど、あれ企業年金だったんだ。まあ、一時金もらったけど」
Aさん: 「そうだよ、それ企業年金だよ」
僕: 「へえー、知らなかった」
3階建て部分の詳細を図にするとこんな感じです。
■イメージ図3 3階の種類
■イメージ図4 サラリーマンの比較
大まかな年金の仕組みは大体こんな感じです。
自分はサラリーマンをしたり、フリーランスで確定申告をしたことがあったので、1,2階については知っていたのですが、3階部分(企業年金)についてはまったく知りませんでした。
友達は、年金の仕組みを分かりやすくするため、3階建てという表現をしました。これは年金の仕組みが分からない者にとって大変分かりやすかったです。
そして、今回の話しで、年金の仕組みについて理解が深まり、大変勉強になりました。実際はもっと複雑だと思いますが…
ひとつ断っておくと・・、
一般サラリーマンが、年金や保健についてうといのは当然だと思います。なぜなら、給与から天引きされるからです。それにより、考える機会がないからです。
自分もサラリーマンのころは、年金の仕組みについて全然知りませんでした。今回、一流企業のBさんも知らなくて当然です。
また、企業年金についても福利厚生のため、給与明細にも載っていませんし、普通は知ろうとも思わないので企業年金の知識がなくて当然です。
Aさんも労務関係の仕事をやるようになってから年金の知識が詳しくなったそうです。
大まかな年金の仕組みについては理解できたでしょうか。
この話をまとめているうちに、新たな年金の疑問が沸いてきたので、次のページではもう少し詳しく年金をみていきたいと思います。
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