宝くじを購入して、いつかは高額当選しないかなと思っている人も多いはず。
そして夢叶って人生を変えたいと思っている人も多いと思います。でも現実は違う・・。
そこで今回は私が長年、宝くじを購入して気づいた感想をまとめてみます。
一般人の夢
一般人の人は、大きなお金を手にすることができない。そうなると宝くじは魅力です。
もしかしたら、宝くじを購入するだけで大きなお金を手にすることができるかもしれないからです。
一般人がよくいうことと現実
私もたまにジャンボ宝くじを買って、例えば1億円当たったら、5000万くらいで家を購入して、あとは貯金して細々と生活したいと思っています。
高額当選したらというと皆さんも、こんな答えが返ってきます。一般市民ですから堅実です。
でもそんな一般市民で高額当選したという話は聞いたことがありません。
少なくとも私の身近な人ではいません。
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そもそも宝くじとは?
先に結論を言ってしまいます。極論からいってしまえば、そもそも宝くじとは国民から税金を徴収するのが目的です。
別に、国が一般市民に高額のお金を差し上げますよ、といっているものではありません。
まあ、ゼロに近い確率に万一、当たれば高額のお金を国が支払てくれるのは確かですが・・・。
確率論から言って、一等が当たる確率は非常に低い確率です。まあ、ゼロに近い確率だと思います。その根拠はこの後、ゆっくり説明します。
一般の人にいいたいことは・・
私も含め一般の人に言いたいことは、宝くじの本質を知ることが大事です。
CMなどではゼロに近い確率の1等のことしか歌っていません。
そして、そのゼロに等しい1等の当選をあおって宝くじのCMをしています。
その幻想に惑わされず宝くじの本質を知ってほしいと思います。
お前はもうハズレている
昔、「北斗の拳」という漫画がありました。まあ今でも人気のある漫画ですが・・。
この主人公の決め台詞で「お前はもう死んでいる」というセリフがあります。
これにちなんでいうなら、もう宝くじを買った時点で「お前はもうハズレている」と僕は言いたくなります。
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宝くじの1等が当たる確率
皆さんは1等が当たる確率を知っていますか?。
これは何かで知ったのですが「たとえば砂浜にいて一粒の砂を拾う確率」と同じだそうです。私はこの話を聞いて納得しました。
例えばあなたが、広大な砂浜にいて砂粒を1粒拾う。それが当たりですよ。普通に考えて当たるわけがありません。
私は強運を持っているからその一粒を当てられるという人もいるかもしれませんが、まず普通に考えて当たるとは思えません。
まず宝くじの1等に当たる確率はゼロに等しいということを知ってほしいです。このたとえ、合っていると思います。
宝くじの配当率
次に宝くじの配当率を知っていますか? 宝くじというのは1ユニットが基本です。これを数単位販売しています。
宝くじのユニットについて知らない方は、ググって理解を深めてください。ここではユニットの説明は省略します。
簡単に言ってしまえば、宝くじの配当率は4割です。6割は収益や費用ということになります。
この配当率については、昔に宝くじの知識本を読んで知りました。
例えば、宝くじの売り上げが100億あったとして、60億は収益や費用、そして40億は配当に回るということです。
宝くじの配当率を計算してみた
昔、購入したジャンボ宝くじの裏面を見て配当率を実際に計算してみました。その方法は1ユニットの金額を割り出し、そして各当選金を計算し合計しました。
確かこの時は、1ユニットが30億で、1ユニットに占める全当選金額が4割の12億だったと記憶しています。
「昔読んだ宝くじの知識本の内容は正しい」と記憶したことがありました。
これっていいかえれば、買った時点で6割は外れているんですよ。半分以上は外れているんですよ。不利だとは思いませんか。
この時点で僕は宝くじは馬鹿馬鹿しいと思いました。
しかも1等の当たる確率は微々たるものです
競馬の配当率
逆に競馬の配当率を知っていますか? 競馬の配当率は6割、4割が収益や費用です。競馬の場合、半分以上が配当です。何かで聞いたことがあります。
実際に自分は、競馬をしているのですが、たまに大当たりをすることがあります。前に15万程度大当たりをして、北海道旅行の費用に充てたことがあります。
宝くじのように高額は難しいですが、ある程度の額なら競馬のほうがまぐれで当たることがあります。
自分の周りでも、宝くじに大当たりしたというのは、聞いたことはありませんが、競馬で100万程度当たったというのはちらほら聞きます。
大きなお金を手にできなくても、ある程度のお金を手にするには宝くじより競馬のほうがよいと私は考えます。
■宝くじと競馬の収益と配当率のイメージ図
数字に魅力がある?
宝くじを買うとき、数字に魅力がありますか? 例えば37組の182863番がかっこいいとか、この番号好きなんだとか。普通ないでしょ。
ただ宝くじ売り場のおばちゃんに渡された宝くじを受け取っているだけ。その点、競馬は人馬一体となり、ドラマを見せてくれる。
たとえ外れても「いいレースしたから仕方ないか」とか思える。勝負というドラマを見せてくれるから馬券にお金を支払った価値があると思います。
一方、ランダムな数字に魅力はないし、ただ税金を回収されているだけの宝くじはアホらしいと思います。
宝くじの配分率の図
宝くじはそう考えると、当たる配分率を図にするとこんな感じだと思います。
■宝くじの当たり配分率(イメージ)
この図を見ればわかると思いますが、ほとんど1等が当たらないのがわかります。
テレビとかではこういう事実、教えてくれないけどね
宝くじは鴨ねぎみたいなもの
私は宝くじは鴨ねぎみたいなものだと思います。鴨がネギをしょって歩いているようなものだと思います。
一般的に考えて月の収入の1/4~1/5程度は税金を払っています。
そして残ったものが所得、手取りです。
■所得と税金と宝くじのイメージ図
この手取りから、さらに宝くじを買う。手取りからわざわざ、さらに税金を払っているようなものだと思います。
わざわざ市役所に行って自ら税金を払っているようなものだと考えます。
宝くじ売り場という税金窓口にわざわざ自分から出向いて税金を払っているようなものです。
そう考えると宝くじはアホらしい。
なぜ10枚宝くじを購入すると1割が配当で支払われるのか?
普通の人は10枚単位で宝くじを購入すると思います。なぜなら、そうすると末尾の番号が必ず当たり1割戻ってくるからです。
でもこれってよくよく考えてみると変だと思いませんか?
確かにこれだと当たった気がします。宝くじを販売している公共団体はこれが狙いです。例えば、一番当たりやすいのが下1桁ではなく下3桁だとします。
こうなると10枚買っても当たらないことがあります。そうしたら、「ハズレました。あざーす」となります。購入者の心理としてふざけるなとなります。
宝くじの公共団体は10枚買ったらわざと1割戻すようにしているんですよ。そうすると当たったという意識があるし問題が起きないからです。
例えばジャンボ宝くじを10枚販売して3000円の収益を得るのが目的じゃないんですよ。
宝くじの公共団体側は始めから2700円を手に入れるのが目的なんですよ。
それに万一、ゼロに近い確率の1等が当たったらしぶしぶ払いますけどね。でもこれも範囲想定内です。宝くじの配当の4割にきちんと入ってますから。
ギャンブルで一番勝つのは誰だかわかってますか? それは元締めです。ギャンブルを企画しているものです。
宝くじは販売しただけで、自動的に6割は入ってくる仕組みになっていますから。
宝くじのネーミング
宝くじはよく旧第一勧業銀行、今でいえばみずほ銀行の片隅でよく販売しています。スーパーやホームセンターの片隅でも販売されていますけどね。
宝くじのネーミングは誰がつけたかというと、旧第一勧業銀行の行員が名付けたそうです。
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私は「税金徴収くじ」だと思っています
よく政府の頭のよい役人は、正式な呼び名を変え言葉を歪曲させるじゃないですか。
例えば中国に置き去りにされた人を「中国置き去り孤児」ではなく「中国残留孤児」とか。
あと、「狂牛病」ではなく「BSE」とか。
確かに牛が狂う病気と聞くと誰も牛肉を買わなくなったり食べなくなったりしますよね。BSEって何ですか?。BGMですか?
物の本質を本当に捻じ曲げるのがうまいですよね。頭の良い役人は。まあ宝くじもその一環だと思います。
これがたとえば「特別税金徴収くじ」なんていったら宝くじを買いますか?
万一当たったらお金をもらえるけど、結局税金じゃんと思いますよね。その点、「宝くじ」といえば当たり障りないですよね。
ともすれば税金なんだということもわかりませんよね。「宝くじ」という言葉はそういう狙いがあると私は考えます。
自分の話
自分も昔は宝くじやロト6をけっこう、購入していました。でも、一番下のあたりは当たっても、大当たりをしたことがありません。
また今まで宝くじやロト6を買い続けて、プラス収支になったことが一度もありません。
そりゃそうですよ。最初から儲からない仕組み、当たらない仕組みになっているのですから。
本当に購入者の気持ちになれば、宝くじの配当率を6割にしたり、ゼロの確率に等しい1等1億をやめて、100万円や10万などが当たる確率を増やせばいいじゃないですか。
でも販売元の宝くじの公共団体はそんなことはしません。法人ですから。一時期、はまってロト6に月5000円くらい購入していたことがあります。
でもいくら買っても当たらない。そして宝くじというものが自分でわかってくるにつれて宝くじを買うのがアホらしくなってきました。
だからここ10年くらいは年に1回、年末ジャンボ宝くじを20枚6000円買っています。それだけにしています。
もちろん毎回当たらないけど。結局5400円は損します。5000円あれば、洋服を1着買えたり、外食や飲みが一回できます。
最近は6000円もアホらしくなってきました。
なのでこれからは、年に1回夢見たいから、年末ジャンボ10枚3000円にしようと思います。
年に3000円、税金を支払って夢を見るようにしたいと思います。
年5000円の税金支払いは嫌だけど、年3000円の税金支払いなら仕方ないかなと思っています。
別に宝くじを買うのが悪いとは言っていない
別に宝くじを買うのが悪いとは言っていません。宝くじの収益は公共のことに使われます。例えば町の道路整備や街路樹の整備などだと思います。
また国の大きな公園の整備などにも充てられていると思います。
自分も日立海浜公園に行ってコキアを見たり、昭和記念公園に行ってコスモスを眺めたことがあります。
たぶんこのような公園の整備にも宝くじの収益が充てられていると思います。すべて宝くじの仕組みが悪いとは、僕はいいません。
確かにこういう公共整備に充てられるのはよいことだと思います。
しかし僕は少ない収入の中で、わざわざそのような税金を払いたいとは思いません。
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宝くじ売り場は税金支払い窓口
宝くじ売り場は表向きは、売り場ですが考え方を変えれば税金支払い窓口だと僕は思います。
そして庶民がわざわざ出向いて税金を払いに行く。
それも、税金を支払ったあとの手取りの中からわざわざ支払う。そしてまた税金を取られ手取りが減る。うーんアホらしい。
別に夢があるといって支払いたい人はいいですけどね。
宝くじ売り場はいいですよね。相手から勝手に税金払いに出向いてくれるのですから。べつにこれは宝くじ売り場のシステムとしてですがね。
別に宝くじを販売しているおばちゃんは雇われているだけだし。おばちゃんに恨みはありません。
昔の宝くじのCM
昔の宝くじのCMで「買わなきゃ当たらないよ!」というCMがありました。
自分はこれを見て聞くたびに心の中で「買っても当たらないよ!」と心の中で呟いてました。実際、当たらないし。
宝くじの裏面を見よう!特に左側
宝くじの目的や全体像は実は、宝くじの裏面にちゃんと記載されています。皆さんは知っていましたか?。
私は宝くじを10枚購入してもたいがい封をあけませんけどね。
いつも封を切らない宝くじを宝くじ売り場のおばちゃんに渡して確認してもらっています。
でも読者の方は宝くじの裏面をみてくださいね。特に裏面の左側。ちゃんと宝くじの概要が書かれています。確認してみてくださいね。
簡単にいうと宝くじの収益は公共のために使われるとか、各等級のあたり確率などが記載されています。
まとめ
宝くじについて私が知っている知識と感想をまとめてみました。この記事を読んで宝くじの本質を知ってほしいと思います。
宝くじの本質を知ったうえで宝くじを読者それぞれで考え購入してほしいと思います。
当たる確率などからいえば、宝くじよりも競馬のほうがよいと私は考えます。
同じ税金を払うなら無機質な数字の羅列よりも、ドラマを見せてくれる馬やジョッキーに税金を払ったほうがよいと私は思います。
この記事が宝くじの本質を知る参考になればと思います。
●最後まで読んでいただきありがとうございました。
おしまい