「人脈の損切り」という言葉を聞いたことがありますか。または、身の回りの人で、得よりも損が多いと思う人物はいませんか?
そんな人は、どう考え、どう処理すればよいか。そこで今回は、身の回りにいる損益な人の損切りについて考えてみます。
自分を取り巻く人の悩み
自分を取り巻く人は、さまざまです。
家族、親族、親戚、会社関係で接する人、会社の同僚、上司、部下、昔からの友達、ネットで知り合った友達、趣味で知り合った友達など・・。
始めはよい人と思っていたけど、だんだん付き合っていく内に、不良債権化してきた友達や同僚。
また、親族だからよいものだと思っていたけど、冷静に考えると不利益をこうむり、価値がないし損益ばかりこうむる親戚や親族たち。
こんなケースは、冷静によく考えるとよくあることです。しかし、自分では気づきにくいものです。
そして、損だと思っていても、なかなか縁を切れないものです。
親族なんだから血がつながっているので、よい人に違いないとか、趣味のゴルフで気が合うのだから、よい人に違いないとか感違いしやすいものです。
なかなか自分からは、インサイドアウトで物事を見るので冷静に見られません。
実際は親族でも、いつも一方的な偏見で見下されていたり、気が合うと思っていたゴルフ仲間でも、わがままで自分勝手だったなんてことはあります。
こういった常識のない人や自分勝手、損益な人と付き合っていると自分の人生が狂ったり、嫌な思いばかりするだけです。
こういう人達と付き合っていても、得はありません。果たして無理してまで、付き合うべきなのかと考えるようになりました。
そして、自分にとって損益な人間をどういう判断基準で分別し縁を切ればよいか悩んでいました。
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書籍「金持ち父さん。貧乏父さん」で気になった一文
話しは変わりますが、ベストセラー書籍「金持ち父さん。貧乏父さん」を知っていますか? そして読んだことがありますか。
この書籍は、お金についての知識が深まる本です。そして、ファイナンシャル・インテリジェンスを高める書籍です。
読んだことのない人は、人生のお金に対する知識が深まるよい書籍なので読んでみて下さい。
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この書籍、お金の知識が深まりとてもためになりました。でもある文章、言葉に大変感心しました。それは…
「持ち家は資産でも投資でもなく負債」 (109ページ)
理由も述べられていました。結局は住宅ローンは負債であり支出、損益だと。図でも説明していました。
(ここら辺の詳しい考えは書籍を読んでみてください)
■図 中流の人のお金の流れ
この考え大変勉強になりました。自分が一番感心したのは、「資産だと思っていたものが実は負債だった」ということです。この考えは大変参考になりました。
こんまりさんの教えで共感したこと
みなさんは「こんまり」さんを知っていますか。正式には、近藤麻理恵さんです。自分は初めは知りませんでした。
テレビやニュース、ネットで話題になってから、初めて知りました。
[画像引用:yahoo]
近藤麻理恵さんは片づけコンサルタントとして活躍していて、TIME誌の「世界でもっとも影響力のある100人」に選ばれた方です。大変有名な方です。
自分はTIME誌で取り上げられ、ネットやテレビで話題になったときに、初めて近藤麻理恵さんを知りました。
参考ブログ → ときめき片づけdays
世界で有名なTIME誌の「世界でもっとも影響力のある100人」に選ばれるなんてすごい日本人だなあと思いました。
そしてこの人の片づけに対する考え方について大変興味を持ちました。
そして同時に、この人は「どういう考え方、どういう主観で片付けをしているのか」と疑問に思いました。
それが分からなかったので、この方が書いている書籍を買って勉強してみようかと思いました。
しかし、そんなとき偶然、あるテレビ番組でこんまりさんの特集をしていました。
この番組、いつもある著名人をフォーカスして取材するものです。まあ、情熱大陸ですね。ちょうどよかったので、そのテレビ番組を見てみました。
そのテレビ番組を見ていて自分の疑問が解けました。
番組では、物を捨てる捨てないの判断基準は「その物がときめくか、ときめかないかで判断する」というものでした。
ときめく物ならとっておき、ときめかないものなら捨てるというものでした。自分はこの判断基準、なるほどと思いました。
自分がよく聞く、捨てるための判断基準は、その物を半年、または一年使っているか、使っていないかというものでした。
半年または、一年使っていなければ捨てたほうがよいという話しは、どこかで聞いたことがあります。
しかし、こんまりさんは使用していない期間が判断基準ではなく、物に対して、「ときめくかときめかないか」で物を捨てる判断基準にしているのが面白いと思いました。
また、なるほどと思いました。片づけや整理の参考になりました。
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「人脈の損切り」という言葉
ある雑誌を見ていたら、「人脈の損切り」という言葉が目に入ってきました。
雑誌から得た言葉ですが、自分にとって不要な人、損ばかりをさせられていて縁を切りたい人などに、この言葉を使うのが、ピッタリだと思いました。
雑誌からよい言葉を学びました。
身の回りの人達に対しての「感違い」と「思い違い」
自分は、親戚とは血がつながっているからよい人に違いないとか、納得しなくても世間の常識だから、嫌でも、付き合わなければいけないと思っていました。
また、友達でも始めに接したとき、温厚そうで気が合いやすそうだから、よい人だと思っていたけど、
長く付き合っていくうちに、わがままで自分勝手だった、嫌な思いをしても初めに感じた印象がよさそうな人だからよい人だという、考え違いや思い違いをしていました。
人はなかなか、今の状況を冷静に判断しながら人間関係を判断することができません。不思議なものです。
人間関係がよくない、マイナスな人間と分かっていても、なぜか、不良債権的な人間と縁を切ることはできません。不思議です。
言い方を変えれば、自分にとって不良債権とわかっていても、損切りすることはできませんでした。
身の回りにいる人脈の損切りヒント
自分がなぜ、上記で人脈損切りに関係なさそうな二つの話しをしたかというと、実はこの二つの考え、自分の人脈損切りに大いに役立つ事柄だったからです。
今の状況を踏まえながら、人間関係を冷静に判断する材料になるからです。
人脈損切りの判断基準
このブログを読んでいる方は人間関係に悩んでいるはず。
そこでまず、私がして欲しいと思うことは、一緒にいて不快感を感じる人、腹がたつ人、嫌でしょうがない人間が身近にいるとき、
そういう人間を資産か負債かに仕分けして欲しいということです。
これは、自分の直感で判断していいです。もし、負債と感じた人間ならば、その人とは縁を切りましょう。
または距離をおきましょう。そのほうが自分のためです。
負債な人間に、お金や時間をかけても、よいことはありません。損するだけです。潔く損切りしましょう。また、資産に入り好意的な人は大切にしましょう。
そうすれば、あなたの人間関係や人生が豊かになります。不良債権は早く切り、優良債権はとっておきましょう。
■図 人脈の資産と負債
こんまりさんの判断基準も参考になります。自分が一緒にいて心地よい人は自分にとってよい人です。逆に心地のよくない人は不要な人です。捨てましょう。
不良債権化した人間
自分がよくあったケースですが、知り合った頃は配慮もありよい人だったのに、付き合いが長くなるにつれて自分勝手、わがままになり独善的な人がいました。
こういった人間は不良債権化した人間です。一度、不良債権化した人間で人間関係が改善したことはありませんでした。
今考えると、自分は不良債権化した人間をもっと早く損切り、もっと早く縁を切るべきだったと思いました。
そうすれば、不快な思いも少なくすんだなあと後悔しています。
もし、身の回りで不良債権化した人間がいたら早く縁を切りましょう。
損切りの判断
自分の身の回りの人間関係は、株の乱高下に似ています。
よいと思っていたら、いつの間にか悪くなっていたり。上昇していると思っていたら、いつの間にか下降していたり。
人間関係なんて、そんなものです。では、人脈の損切りはいつすればよいか。人間関係なんて生もののようなものです。
自分としては半年、もしくは一年に一回、身の回りの人間が資産か負債かを判断するのがよいと思います。
自分の場合は正確には、資産、中間、負債に分けています。
資産は人徳のある人、好感の持てる人、信頼できる人、昔からの本当に仲の良い友達。中間は良くも悪くもない人。
負債は自分にとって損益を与える人、一緒にいて腹の立つ人間、不利益で価値のない人間です。自分は身の回りの人達をこの3つに分けています。
負債になった人間は縁を切るようにしています。それは、自分の人生を豊かにするための手段です。
負債な人間と付き合っていても、人生が豊かになることはないからです。
この私のやり方、自分の身の回りの人達を半年、または一年に一回見直すのが私のオススメです。まあ、決算も1年に1回やるのに似ているかな。
■図 人脈の仕分け図
健康な身体と豊かな人生
健康な身体と、豊かな人生は似ています。健康な人は、食事に注意します。身体によいものを食べるから健康です。
逆に身体によくないものばかり食べていると不健康になります。
だから健康な人は食事や食べ物に注意します。
■図 食事例
豊かな人生も、これに似ています。
自分の人生を豊かにしたいのなら、人徳な人、信頼できる人、信用できる人とは関係を保ち、不利益な人、自分にとって損益ばかり与える人、不快な人間は縁を切るべきです。
これが親戚であろうと、昔仲のよかった友達であろうと。これは、健康な身体を保つために身体によいものは食べ、身体に悪いものは食べないのに似ています。
自分にとって、負債な人間と付き合っていても自分の人生は豊かになりません。むしろ自分の人生が狂います。
■図 人間関係
食事や食べ物ならよいもの、悪いものを判断できるのに、何故か人間関係については判断できないことが多いです。
そして、ズルズルと損益な人間と付き合ってしまい損をしがちです。
それは、人間関係は目に見えないからだと思います。だから、自分もマイナスな人間に不快な思いをしたり損をさせられたことが多かったです。
自分は真面目で、良心的な部分が損をしているのかもしれません。そして、マイナスな人間を排除するのに苦労しました。
先ほど例をあげたように、自分の身の回りの人間を資産か負債か仕分けしてください。仕分けした後、資産は大切にし、負債は切り捨ててください。
この方法をすれば、自分の身の回りにいる、マイナスな人間に足を引っ張られなくなると思います。
そして、健康な身体のように人生も豊かになると思います。
まとめ
私は、不利益をこうむる親戚や友達に困っていました。そして、そういう人達をどう判断しどう処理すればよいか悩んでいました。
ある時、ベストセラーの「金持ち父さん。貧乏父さん」を読み、「持ち家は資産でも投資でもなく負債」という言葉を知り、感銘を受けました。
また、自分の中にも「負債を資産と勘違い」しているものがあるのではないかと思うようになりました。
そして、この資産、負債という考えはお金の流れだけでなく、人間関係の判断材料にも使えるのではないかと思いました。
そして、私の身の回りの人達にこの判断を使ってみました。
ここで、負債に入った友達や親戚とは距離を置いたり、縁を切ったりしました。
その結果、心の整理がつくのと、不要な物を処分、整理することにより変な人間に足を引っ張られなくなったような気がしました。
みなさんも、自分の周りにいるマイナスな人間は、早く切ることをオススメします。それは、あなたの人生が豊かになるためにです。
●人脈の損切りについてまとめてみました。最後まで読んでいただきありがとうございました。
おしまい