私は昔、高速で走馬燈を見た体験があります。そこで今回は、走馬燈についてまとめてみます。
高速道路で走馬燈を見た
東北自動車道を地方から東京へと一人で車を走らせていました。浦和料金所に差し掛かったときです。
このとき初めて走馬燈を見ました。まあ人生でこれ一回きりですが・・。
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慌ててブレーキ
東北自動車道を東京方面に、車を走らせていました。ボーと車を走らせていたので、浦和料金所がすぐ近くにあるのに気づきませんでした。
料金所の広がりを見せる場所にきて、初めて「料金所だ!やばい!危ない!」と思いました。
この時、縦列駐車で止まっている最後尾の車にぶつかって死ぬかと思いました。料金所の扇状に広がりを見せるあたりから、慌てて急ブレーキをかけました。
それまでスピードは、軽く100キロ以上は出していました。この急ブレーキをかけた瞬間から車が止まるまで走馬燈を見ました。時間にしたら数秒かな。
100キロ以上からの急ブレーキ
100キロ以上からの急ブレーキ。後にも先にもこれ1回きりです。
よくハイスピードでブレーキをかけても、すぐ止まれないといいますが本当に止まれません。制動距離は相当あったと思います。
軽く100mくらいはあったかあな。時間も数秒してやっと車が止まりました。こんな危険な状態だったので走馬燈を見たのだと思います。
走馬燈の雰囲気
走馬燈の体験は、本当に不思議な体験でした。
自分がこれまで体験した記憶が、一つ一つ思い浮かぶのではなくて、自分が今まで体験した記憶が、同時に複数、平行で思い浮かぶというものでした。
雑多な自分の今までの何気ない記憶が、瞬間的に雑多に同時に思い浮かぶというものでした。不思議な感覚でした。
走馬燈の実際の体験感覚
高速で急ブレーキをかけたときに走馬燈をみました。
小学校のときの運動会の記憶や、新入社員のときに新入社員同士で行ったバーベキューの記憶や、中学のときのたわいもない記憶や、そのほかにも雑多な記憶が瞬時に平行に記憶によみがえりました。
それは前方から今まで体験した、無数の記憶の球(たま)が、自分に向かって飛んできて、自分の体を通り抜けて、自分の後方に飛んでいくような感覚でした。
瞬時に雑多な今までの忘れていた記憶がよみがえったので不思議な感覚でした。
「リングにかけろ」の走馬燈とは違う
昔のまんがで「リングにかけろ」という漫画があります。
これによく走馬燈が出てくるのですが、走馬燈を体験したことがなかったときは、走馬燈はこんな感じなんだと思っていました。
でも実際に体験すると、走馬燈はこんなんじゃありません。「リングにかけろ」の走馬燈とは全然違います。
なぜ走馬燈が起きる?
なぜ走馬燈が起きるのかといえば、死の危険を感じたからです。自分は瞬間的に死の危険を感じたことが3回あります。
1回はスキーのときに。1回はこの高速の料金所で。そしてもう1回は高速でハイドロプレーニング現象が起きたときです。
死の危険を感じたとき、3種類に分かれます。それは走馬燈を見るか、スローモーションになるか、普通に時間が過ぎるかです。
ハイドロプレーニング現象が起きたときは死の危険は感じましたが特に何も起きませんでした。
また、スキーで死ぬと思った瞬間の時には、スローモーションを見ました。今回の高速の料金所前での死を感じた瞬間には、走馬燈をみました。
なぜ走馬燈をみたのか?。この高速の料金所で死を感じたときは、脳がショートして走馬燈を見たのだと思います。
脳がスパークして走馬燈を見たのだと思います。脳が瞬時の死の瞬間で、脳が錯乱して走馬燈を見たのだと思います。
走馬燈は瞬時に死ぬと思った体験をしたとき、脳がショートして錯乱したときに瞬間的に起きる現象だと僕は考えます。
この走馬燈のスイッチが入るのは、死を感じる瞬間でもいつ入るか、わかりません。
走馬燈をリアルに見るには・・
走馬燈をリアルに見るには2つの条件が重なることが必要です。それは・・
① 瞬時に「死ぬ」と思った出来事に出くわすこと
② このとき、脳がスパークすること。錯乱すること
死ぬと思った瞬間があっても、脳が錯乱してスパークしないと走馬燈をみることはできません。
だいたい死ぬと思った瞬間があっても、死への回避行動としてスローモーションになる可能性が高いと思います。
走馬燈をリアルに見たいなら、瞬時に「死ぬ」と思った出来事を作り、脳をスパークさせることが大事です。
私は偶然、走馬燈を体験しましたがもう見たくはありません。一歩間違えていたら死んでいたからです。
走馬燈のまとめ
走馬燈は本当に不思議な体験でした。雑多な記憶が瞬時に思い浮かぶ不思議な感覚でした。
でも、走馬燈は死を感じる瞬間にみることが多いので、あえて体験しないほうがよいと私は考えます。
また走馬燈の未経験者が、走馬燈とはどういうものかをわかってもらえればよいと思い、この記事を書きました。
自分の体験が走馬燈の参考になればと思います。
●最後まで読んでいただきありがとうございました。
おしまい